familynew 

メタボとロコモ

メタボリックシンドロームとロコモティブシンドロームについて説明します。
メタボ 「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」
ロコモ 「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)

メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)とは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、高血圧が引き起こされる状態をいいます。それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあり注意が必要です。

どうすれば予防することができるか?改善することができるか?ということですが、食べ過ぎや運動不足など、日々の悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、生活習慣の改善によって、予防・改善できます。

ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

私たちの体を動かす身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称を運動器といいます。運動器は歳を重ねるにつれて、その働きが衰えてしまうといわれています。それにより歩いたり・立ちあがるなどの移動に関する能力が衰えてしまい、その結果生活の自立度が低くなってしまいます。つまりその先に介護が必要となってしまいます。

自立度が低く動きに制限がでることにより動かなくなり、そのうちメタボになっていき血管障害を併発したり、認知症を併発することにつながると言われています。分かりやすくいうとロコモとは、「いま現在、自分の身の回りのことができ自立した生活ができている。しかし近い将来、要介護になる危険性が高い症状を持っている状態。すでに要介護になっている状態」を表す言葉ということになります。

ロコモティブシンドロームの予防と改善

ロコモティブシンドロームで重要なのはロコモティブシンドロームを知り意識し予防をしていくことになります。私たちは40代から運動器に症状が出始めるといわれています。その前の年代(20代・30代)の生活が後々に影響することも考えられるので40代になるまでの生活を意識することが大切です。できるだけ早い段階から運動するという習慣を身につけて、運動器の機能の低下を防いでいくことが大切となってきます。

ロコモティブシンドロームの予防・改善に重要なのが、下肢の筋力とバランス能力です。歩く習慣をつけることで、私たちは筋力の低下や移動に関する能力の低下を防ぐことができます。歩くこと以外でも、様々なスポーツを行い動くことは効果的とされています。つまり筋肉を伸び縮みさせて関節を動かし体を動かすことが大切になってくるのです。

もし自分自身が肥満体形であれば生活習慣を見直して体重を減らすことを心がけていくといいと思います。肥満は関節や骨に大きな負担をかけてしまいます。徐々に負担がかかることで体の故障に繋がり、動きづらくなってしまうことで、また動かなくなります。動かないことが筋力の衰えをうみだし、そうすることでロコモティブシンドロームになりやすいとされています。

りれっちでロコモ予防とメタボ予防

健康体操りれっちは、元の自然な姿勢に戻す運動です。これにより関節や筋肉・骨にかかっていた負担を軽減し動きやすい体を手にすることができます。動きやすい体を手にする事で、様々な動きができますし、それにより筋力もついてきてロコモティブシンドロームの予防や改善に効果的です。呼吸に合わせた動きなので有酸素運動になり消費エネルギーを増やすのでメタボリックシンドロームの予防や改善にも効果的です。

動きにくくなったら注意しましょう

筋力は何もしないと加齢とともに確実に減少します。最大の理由は、大人になると大半の人が運動習慣から遠ざかってしまい、子供のころに備わっていた筋肉が失われてしまうことです。子供の頃は遊ぶ時に走ってジャンプして、高いものを取ろうと手足や全身を使って運動をしていました。しかし大人になると手足や体を大きく動かして動くことも少なくなってしまいます。

体を大きく伸ばしたり使うというイメージよりも小さくコンパクトに使うことが多くなって全身の筋肉を使うことが少なくなってしまいます。なかでも衰えやすいのが、速い大きな動きをする下半身の筋肉(ひざから上)ですが、これは運動など普段の生活習慣による個人差が大きくなります。

下半身を細くしてやせたいと思う女性が増えてきましたが、あまりに細すぎる下半身では筋力の低下が起きているので後々筋力不足によるロコモティブシンドロームに繋がりかねません。日ごろ足の筋肉を意識してすごすことが大切です。

かといって筋肉を鍛え続けるだけでもいけません。メンテナンス・ケアをしないと関節や筋肉に負荷をかけ続けて故障に繋がってしまいます。手足の動きが悪くなってきたなと思うと注意が必要です。そんな時には、りれっちの前に行う体の関節の検査が有効になります。

検査をする事で本来の自分の動きと比較して、今を知ることができて今後の生活における対応策が見えてきます。対応策がわかることで予防ができますし、その結果、元気で過ごせて健康寿命を延ばすこともできるのです。

Print