症状の経過と来院の目安画像

4つに分けられる各時期の特徴

痛みの激しい急性・炎症期

痛みを最も強く感じ、痛みの箇所の曲げ伸ばしが激痛でできず日常に支障が出る時期。2、3日に1度のペースで体を整えていくのが効果的です。

痛みが徐々に緩和する慢性期

激しい痛みが軽減し徐々に楽になってくるが、特定の動作では激痛を感じる。症状が改善し始める時期なので常にあった痛みを感じなくなる場合もあります。1週間に1度のペースで体を整えていくのが効果的です。

痛みが気にならなくなる回復期

無理な動きをしない限り、強い痛みや違和感を感じることがなくなる。あるいは動きによっては違和感を感じるがすぐに感じなくなる時期。10日から2週間に1度のペースで体を整えていくのが効果的です。

通常の生活を送れるメンテナンス期

日常生活を送る上で、強い痛みを感じることはないが時々だるさや違和感を感じる時期。3週間から1ヶ月に1度のペースで体を整えていくのが再発予防に効果的です。

回復スピードをあげるコツ

痛みが出ている時というのは腕があがらないとか動かしづらいとか体の動かせる範囲に制限が生じます。つまり体のバランスが崩れている状態です。体のバランスが整ってきて変わると、痛いながらも動かせる範囲が広がってきます。そうなると空気を取り込んで酸素や血液の流れが多くなり回復のスピードが速まります。

バランスを取らないまま、痛みだけをとろうと悪い部分だけを刺激するのとは、回復の具合が断然違います。痛みだけを取ろうとそこをグリグリ刺激するというのは、痛みを別の刺激で消すだけ。時間が経過するとまた別の違和感が生じます。

筋肉を強く刺激しすぎた為に、筋肉に負担をかけて傷めて炎症が起きている状態を作ってしまいます。これでは根本的な解決になりません。元々の違和感を余計に刺激して、更なる炎症を生ませているんですから。そうしないためにもバランスの取れた状態に戻して、酸素や血液を全身に送り込んで十分に休む。そうして回復のスピードをあげることが大切なのです。

痛みや不調をくりかえさない体作りには、このようなバランスの取れた動かしやすい状態にもっていくのが大切になります。体を劇的に回復させる効果的な休み方もあるのでご来院時にお伝えしたいとおもいます。ぜひ参考にしてみてください。

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