スポーツ心臓について
スポーツ心臓とは
スポーツ心臓って聞いたことありますか?どういうものかというと、スポーツをされている選手に多く見られる心臓の肥大化なんですね。長期間のトレーニングによって肥大化していくといわれています。
スポーツ心臓は心臓の中に貯められる血液の量が一般の人と比べても多くなり、運動時には貯められた血液は全身に押し出されて、脈拍もあがるし全身を駆け巡る血液の量も多くなります。これによって全身の筋肉や臓器への酸素量が増加して運動能力を高めるといわれています。
単なる肥大化ではなく高度なトレーニングで大きくなった心臓のことですから、間違えないようにしてくださいね。
スポーツ心臓の種類とは
実はスポーツ心臓といっても動的スポーツ心臓と静的スポーツ心臓があるんです。
動的スポーツ心臓とは
マラソン・水泳などを主に行って肥大化するスポーツ心臓を「動的スポーツ心臓」といいます。
運動中の筋肉への酸素の流れが多くなって血液量が増えるので、心臓の容積の拡大を生じるといわれています。継続的な運動で筋肉を刺激していく中で大きくなるようですね。
動的スポーツ心臓とは
スポーツ心臓というものには2種類あるということで「動的スポーツ心臓」について書きましたが、もう1つの「静的スポーツ心臓」というのは何か?重量挙げなど筋肉トレーニングを主に行ってできるスポーツ心臓 を「静的スポーツ心臓」と呼びます。
運動時の心臓が血液を押し出す抵抗が増すので、心臓の筋肉自体が強化されるといわれてるんです。マラソンや水泳などの継続的な運動とは違い、「フン!」と一気に筋肉を刺激することで強化されるんですね。
スポーツ心臓の落とし穴
スポーツ心臓 に1度なるとずっとそのままを維持できるのか?残念ながらこれはNOです。動的スポーツ心臓 と静的スポーツ心臓 の2種類についてかきましたが、どちらも運動をやめてから1年ちょっと2年あたりで普通に戻るといわれています。
継続的にハードなトレーニングをしていると別ですが、いつかは通常の動きに皆さん戻りますからね。それに伴って心臓も普通に戻るようになってます。ということで、僕はむかしスポーツをしてたから人よりも心臓が大きい!と思うのは違うということです。
単なる心臓の肥大化というのは病気が隠れているかもしれないので、必ず病院で検査を受けましょう。病は気からとも言いますが、思い込みだけでは駄目ですよ。定期的な健康診断、そして体のケアをしてあげてくださいね。